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「いいくらしとごはん」の開発経緯とつくりたい未来

「いいくらしとごはん」の開発経緯とつくりたい未来

無添加のおだしや食材を販売するネットショップ「前田家」では、2023年5月よりオフィシャルストアおよび、前田家のおだしを使ったレシピや、楽しい暮らしの情報を発信するオウンドメディア『いいくらしとごはん』をオープンします。これを記念して、今回は前田家のいままでとこれから、そして日々の暮らし、開発秘話、つくりたい未来についてお話を伺いました。

 

前田家を始める前は釜飯屋さん

ーー2023年9月で7周年を迎える前田家ですが、元々飲食店をされていたとか。なぜ前田家を立ち上げようと思ったのでしょうか?

代表取締役・前田さん(以下、前田):19歳の時にデリバリーの釜飯屋さんを始め、釜飯屋さんは23年続く飲食店にまで成長していきました。しかし飲食店をやっていく中で、どうしても注文が集中する時間が重なってしまい、すべてのお客様に届けるのは無理だというもどかしさを感じていました。

なのでインターネットだと24時間注文を受け付けられることは魅力に感じていたんですよね。当時ネット通販もメジャーになってきていたので、スモールスタートでネット販売をテストして、だんだんとネット販売が軌道に乗ってきたので、釜飯屋さんは23年の歴史に幕をおろしました。

 

スタッフに子どもと過ごす時間も大切にしてほしい

前田:もう1つ、前田家を立ち上げた理由があります。それは飲食店をしていると若いスタッフに子どもが産まれたら、どうしても土日が忙しいため子どもの運動会に行けなかったり、子どもと一緒に過ごす時間がとれない課題がありました。

スタッフには子どもと過ごす時間も大切にしてほしいという願いもあり、事業の形態を大きく変えネットショップ「前田家」を立ち上げました。

 

無添加食品との出会いと、簡単にはつくれない壁

ーー無添加のおだしやドライフルーツなど、無添加食品のものづくりはどのようにスタートしたのでしょうか?

前田:知人に無添加食品を製造できる機械を導入した人がいて、特許技術を用いた製造ができるモノなのですが、これを使いこなせないかと声をかけていただき「一緒にやりましょう」と商品開発がはじまりました。

徐々に「無添加食品」が検索され始め、実際に商品が売れていくのをみて「世の中にはこんなに無添加を求めている人がいるんだ」と感動を覚えたのと同時に「無添加のものが本当にない」という現実を知りました。

 

実際に無添加食品をつくるのはとても大変です。例えばオイスターソースを開発しているときに黒糖を入れるのですが、その黒糖に添加物が入っていると使えないなど。簡単に作れない壁がありました。当然、販売前には厳しい審査も待っています。

 

また前田家で人気の「甘酒」も、無添加にするのはとても骨を折りました。甘酒はビタミンCを入れないと色が変わってしまうんですね。色が変わっても品質に問題はないのですが、見た目が悪いという声もあり、知恵を捻りまして現在は玄米で甘酒を作ることによってこの課題を乗り越えました。

安心安全の食品をつくるのは大変ですが、社員みんなで試食をして本当に美味しいと思ったものをみなさんに届けることができるのは、本当に楽しく喜びがあります。
試食は社員全員で行って投票をするのですが、毎回とても盛り上がりますよ。

 

前田家に込められた「家」への想い

ーー2018年12月から前田家のクリエイティブディレクターを務める松岡さんがジョイン。改めて前田家のブランドについて考えたり、ロゴや製品パッケージもリニューアルされたとか。

クリエイティブディレクター・松岡さん(以下、松岡):「そもそも前田家って何?」というところから見直していき、名称のアイデンティティである「家」に着目し、ストーリー性を持たせることから始めました。そして「前田家」の名前に込められた「家」という漢字は、食を通じた家族のような繋がりや絆、信頼関係を提供することにあるというところに辿り着きました。

そこで暮らしをつくるモノやコトを発信する「RichLife(リッチライフ)」という事業部を立ち上げ、無添加だしやドライフルーツなど、健康や安全という観点から、それぞれが「良い」と思える暮らしにフォーカスできる商品開発や発信をしていこうと舵を切りました。

ーー「いいくらしとごはん」の立ち上げも、暮らしをつくるモノやコトを発信するというテーマにあっていますね。

松岡:ずっと前田家のおだしを使ったレシピサイトを作りたいという構想はあって、でもレシピだけではなく、食以外にも暮らしをよりよくするコンテンツや前田家をより好きになってもらうメディアとショップも両方あるのが理想だよね。ということで「いいくらしとごはん」を立ち上げました。名前も「いいくらし」というKWをメインに伝わりやすいシンプルなメディア名にしました。

 

それぞれのいい暮らしのために。

「食」にできることはきっと、まだまだある。

ーー暮らしをよくするって例えば食事に気をつけると、つぎは家のインテリアが気になったり、色々なことに興味関心がでて結果いい暮らしに繋がりますよね。みなさんの思ういい暮らしってなんでしょうか?

前田:ごはんって1番の基本じゃないですか。ごはんを食べないと健康を損なう。健康を損なうと生きていくのも難しくなる。だから食が1番スタートかなと思います。

松岡:大切な時間や場所が、自分自身や大切な人と共有され、心穏やかに時間を大切にできている状態がいい暮らしの一つの定義と考えています。近年のコロナ禍も経て、ストレスフリーの重要さがより感じられ、これから「時間」「場所」の需要は増えていくと考えています。食もストレスを解消するひとつの方法ですし、居心地のいい家づくりもストレスフリーに繋がります。なのでいい暮らしって「自身の心の満足度」があることで、初めて「いいくらし」と感じるような気がしますね。

マーケター・横山さん(以下、横山):いい暮らしに必要なことは「からだ・こころ・お金」の3つ全部が健全であることだと思います。からだを大切にするにはまず食から。知り合いのシェフが言っていたのですが、「食事」って人を良くする事と書くんですね。本当にその通りだなと。

前田:なにを食べてきたかで人生が変わりますからね。

松岡:「いい暮らし」って年齢や性別、ライフステージによってみんなそれぞれ答えが違ってくるのも面白いですよね。「いいくらしとごはん」も様々な観点から、いい暮らしについて発信できるメディアに育てたいなと考えています。「いい食ってなんだろう?」と、いい暮らしについて考えるきかっけになってくれると嬉しいですね。

 

注目は無添加おだしを使ったレシピたち

ーー「いいくらしとごはん」で注目のコンテンツはなんでしょうか?

前田:やはりレシピですね。レシピコーナーでは、前田家商品の活用方法を知ることができます。添加物って美味しいけれど、化学調味料を使わなくても美味しいものが作れると知ってほしいです。
すべてを無添加にするのは大変ですが、時々は意識して無添加を取り入れていく。そういうきっかけになれば嬉しいです。

松岡:「今日何食べよう?」「子供にいいものを食べさせたいな」と思った時に、このサイトがあることで知れたり、レシピを考える時間がちょっとでも楽しくなるようなデザインやテイストにしています。目で見て楽しんでもらえたらと思います。

横山:前田家をご愛用いただいているファンの皆さんと交流できるコンテンツも今後準備する予定です。前田家の商品を使ったレシピを投稿できるコミュニティのほか、一緒に新商品の開発もしていきたいですね。

ーー「いいくらしとごはん」は、まさに前田家と愛用してくださる方との「家」のような存在ですね。今までは楽天などモール出店だったので、これから直接お客さまと繋がれる企画が待ち遠しいです。 前田家のファンになってくださる方の名称も募集したいですね(笑)

前田:これからは無添加食品はもちろんですが、食品にとどまらず「いいくらし」を叶える身の回りのアイテムも開発していきたいと考えています。これからの前田家にもどうぞご期待ください。



前田家の「いいくらしとごはん」では、レシピをはじめ暮らしにまつわるコンテンツを発信予定です。ぜひ更新をお楽しみに。

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公式Instagram
https://www.instagram.com/maedayahonpo/

 

メンバー紹介

前田 展明

株式会社前田家代表取締役。19歳で起業し釜飯のデリバリーサービスを23年経営したのち株式会社前田家を設立。無添加おだしをはじめとする食品の商品開発・販売を行う。趣味は飲食店巡り。日々美味しいものや身体に良いものを探しています。

 

松岡竜ノ介

前田家のブランド統括およびクリエイティブディレクション〜デザインを担当。
2018年DRAGON creative studioを設立。ゼロからのブランド創り、現状からのブランド戦略立案や、企画、ブランドストーリー展開からデザインまで一貫したトータルプロデュースを得意とする。

2021年〜 公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA) 正会員
2023年〜 千葉デザイナー学院 WEBデザインコース非常勤講師

 

横山智昭

前田家でマーケティングと商品開発を担当。楽天等でマーチャンダイジングに従事したのち、場所や時間にとらわれない新しい働き方を目指し2017年独立。趣味は旅行。温泉にのんびりつかり、郷土料理に舌鼓をうち、お酒をゆっくり楽しめると最高ですね!最近のお気に入りは、前田家の「黒糖そらまめ」をつまみに黒糖焼酎をいただくことです。

 

木山美波

この記事を書いた人。前田家でSNSとライティングを担当。CyberAgentでダイレクトマーケティングに従事したのち独立。「やさしいくらし」をビジョンとし、企業広報を行う。ライターとしても活動中。ねこと暮らしています。前田家の商品ではココナッツチップと無添加コンソメがすき。

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