土鍋ご飯の魅力と楽しみ方

　こんにちは。MAEDAYAスタッフの野田です。

　ご飯を炊く方法は数多くありますが、その中でも特別な魅力を持つのが土鍋ご飯です。この昔ながらの手法で炊き上げるご飯は、炊飯器とは一味違う香りや食感が楽しめます。土鍋炊飯歴15年の私が、今回は土鍋ご飯の魅力と美味しく炊くコツをご紹介します。

土鍋ご飯の魅力
土鍋ご飯の基本の炊き方
土鍋ご飯をさらに楽しむアイデア
土鍋選びのポイント

土鍋ご飯の魅力

1，ふっくらとした食感
土鍋は熱を均一に伝え、じっくりと加熱するため、ご飯が一粒一粒ふっくらと炊き上がります。
2，香ばしいおこげ
土鍋ならではの特徴として、お鍋の底にできるおこげがあります。香ばしい風味が、ご飯をさらに贅沢な一品に変えてくれます。
3，見た目や雰囲気の良さ
土鍋はそのまま食卓に出しても絵になり、食事の時間を特別なものに演出します。

土鍋ご飯の基本の炊き方

材料（2~3人分）

米：2合
水：約450ml～500ml（お好みで調整）
土鍋（直径20cm程度がおすすめ）

手順

1，米を軽く研ぎ、土鍋に米と水を入れ、30分以上浸けて吸水させます。
2，強めの中火で火にかけます。土鍋の中で沸騰する音が聞こえて湯気が勢いよく出てきたら一番弱火にして約3分加熱します。（おこげを作りたいときは5分）
3，火を止め、蓋をしたまま10～15分蒸らします。蒸らすことでご飯の甘みが引き立ちます。
4，カニ穴ができたら美味しいご飯が炊きあがった印です。しゃもじで優しく十字を切るように返し混ぜ、香りやおこげを楽しみましょう。

　コツは炊飯器で炊く時よりも水を米1合あたり25mlから50ml多めに入れることと、浸水時間を30分以上置くことです。浸水が足りないと芯の残ったご飯になってしまいます。

　そして「はじめちょろちょろなかぱっぱ赤子泣いても蓋取るな」の言葉通り、途中で蓋を開けないこと！炊きあがりから蒸らし時間終了まで、蓋を開けるのはグッと我慢です。

　私が使った土鍋は、銀峯陶器(Ginpo Touki)さんの土鍋です。かれこれ10年ほどこれで炊飯しています。二重蓋になっており、吹きこぼれがなく、調理がしやすいです。
　また、お弁当用などを含めて4合を炊くことが多いので、5合炊き対応のものを使っています。

土鍋ご飯をさらに楽しむアイデア

・季節の食材を加える
旬の野菜やキノコ、鯛や鶏肉を加えた炊き込みご飯も絶品です。
・風味豊かなだしで炊く
水の代わりに昆布だしや鰹だしを使えば、さらに奥深い味わいに。前田家のだしでより手軽に楽しめます。
・器にもこだわる
土鍋に合う和食器を用意すると、より一層食事の時間が楽しくなります。

土鍋選びのポイント

土鍋ご飯を成功させるためには、適切な土鍋選びも重要です。
・厚手のものを選ぶ
熱を均一に伝えやすく、ふっくらとしたご飯が炊き上がります。
・サイズを確認
ご飯の量に合ったサイズの土鍋を選びましょう。2~3人分なら直径20cm程度がおすすめです。
・直火対応か確認
土鍋が直火対応かどうかを確認することも忘れずに。ご自宅の熱源に合ったものをお選びください。

　土鍋ご飯は、手間をかけるからこそ得られる特別な味わいがあります。少し時間を取って、丁寧に炊き上げた土鍋ご飯をぜひ楽しんでみてください。家族や友人との食卓が、より温かく豊かなものになるはずです。

　前田家は皆様の食生活を豊かに、健康に、おいしく―いいくらし―のお手伝いをこれからも続けてまいります。

株式会社前田家

2025年1月27日更新