夏野菜の食べおさめ。今こそ味わいたい夏野菜

旬の栄養とおいしさの理由

夏野菜は水分が多くみずみずしいのが特徴です。

汗をかきやすい季節にぴったりの、体を潤す存在といえます。
栄養素も自然のリズムに合わせて、夏の体にぴったり合うようできています。

• トマト → リコピンには紫外線や夏バテから体を守る効果が期待でき、カリウムも豊富で、利尿作用によって体温を下げ、むくみを解消する効果もあります。

• なす → カリウムは夏バテや高血圧予防に役立ち、ポリフェノール（ナスニン）は免疫力アップや美容効果があります。食物繊維も豊富で腸内環境を整えます。

• とうもろこし → ビタミンB1・B2や食物繊維が豊富で、疲労回復や便秘解消に効果的です。

• きゅうり → 約95％が水分で脱水症状予防に役立ちます。カリウムが余分なナトリウムを排出し、むくみや高血圧の予防にも。さらに、体内の熱を逃がす効果で夏バテ対策にもなります。

• オクラ → ネバネバの正体、水溶性食物繊維「ペクチン」は胃の粘膜を守り、整腸作用やコレステロール・血糖値の上昇抑制に効果があります。ビタミンCやビタミンB群、β-カロテン、カリウム、カルシウムなども豊富です。

旬の野菜は、自然のリズムと体の状態がぴったり合うようできています。
食べごろを逃さず、季節の恵みをしっかり体に取り入れましょう。

手軽においしく♪夏野菜レシピ

前田家の無添加だしを使った、夏におすすめの夏野菜レシピ6選をご紹介します。

画像をタップすると、レシピページをご覧いただけます。
気になるレシピをぜひチェックしてください。

• 無限ピーマン
  レンジで簡単！火を使いたくない時にもう一品。
  

• まるごとトマトの簡単ピラフ
  炊飯器で簡単。丸ごとトマトを使った栄養満点ピラフです。
  

• おくらの冷や汁
  だしとみょうがの風味が爽やか。食欲がない夏にもさっぱりいただけます。
  

• きゅうりとなすの万能だれ
  切って和えて冷蔵庫で1時間。ごはんが進む万能だれです。
  

• なすの南蛮炒め
  甘酢で炒めてさっぱりと。
  

• お子様も食べられるキーマカレー
  彩りに夏野菜を添えた、辛くないキーマカレーです。
  

夏野菜の保存方法

夏野菜は水分が多く傷みやすいため、それぞれに合った保存方法を選ぶことで長持ちします。
ポイントは「乾燥を防ぐ」「低温にしすぎない」「使いやすくしておく」ことです。

トマト

• 常温（青くて固いもの）: 直射日光を避けて追熟し、赤くなったら冷蔵庫の野菜室へ。
• 冷凍: ヘタを取り、丸ごとまたはカットして冷凍袋に。解凍すると皮がむけやすくなり、煮込み料理に便利です。

なす

• 常温（短期間）: 新聞紙に包み風通しの良い場所に置く。
• 冷蔵（長期間）: 1本ずつラップで包み野菜室で保存。冷やしすぎると変色しやすいので注意。
• 冷凍: 輪切りや半分に切ってから冷凍。焼きなすにしてから冷凍すると旨みが保てます。

きゅうり

• 冷蔵: 1本ずつキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室へ。
• 漬物加工: 浅漬けやピクルスにすれば保存性がアップします。

とうもろこし

• 冷蔵: 皮付きのままラップで包み、立てて保存（横にすると甘みが落ちやすい）。
• 冷凍: 茹でてから実を削ぎ、冷凍袋に。炊き込みご飯やスープにすぐ使えます。

ピーマン

• 冷蔵: 水気をよく拭いてポリ袋に入れ野菜室へ。
• 冷凍: 種を取り、細切りや輪切りにして冷凍袋へ。炒め物に凍ったまま使えます。

オクラ

• 冷蔵: 水分をよく拭き取り、ポリ袋に入れて野菜室へ。
• 冷凍: ガクを取り、生のままか軽く塩茹でして冷凍。和え物や汁物に便利です。

おわりに

夏野菜の終わりは、季節の変わり目を感じる合図でもあります。
自然とともに食卓を整えることは、自分の暮らしを整えることにもつながります。

今日の一品から、季節の味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。